📋 この記事でわかること
「副業の確定申告は20万円以下なら不要」——これ、半分は本当で半分はウソです。所得税の申告は要らなくても、住民税の申告は別途必要。放置すれば、忘れたころに追徴がやってきます。
まず結論:「20万円以下=確定申告不要」は半分だけ正しい
20万円って、売上のことだと思ってました…!
そこ、一番の勘違いポイントですよ!判定するのは「所得=収入−経費」です。せどりで30万円売っても経費が12万円なら所得は18万円。20万円以下なので所得税の申告は不要なんですね。
会社員の副業所得が20万円以下なら、所得税の確定申告は不要。でも、住民税にこのルールはありません。「何も申告しなくていい」と思い込む——実はここが一番の落とし穴です。
必要かどうかは、この30秒フローで決まります。
- 会社で年末調整を受けている → YESなら次へ(NOなら確定申告が必要)
- 副業の「所得」が20万円以下 → YESなら所得税の確定申告は不要
- ただし住民税の申告は必要、または還付があるなら確定申告した方が得
筆者も会社員時代、ブログ収入が年18万円ほどで「20万以下だしセーフ」と放置しかけました。念のため市役所に電話したら「住民税の申告は別です」と即答され、冷や汗。あのまま放置していたらと思うとゾッとします。詳しくは国税庁 No.1900を確認してください。
そもそも「20万円ルール」とは?収入と所得を混同しない
20万円ルールとは、給与を1か所からもらう会社員で、給与・退職所得以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告が不要になる制度のこと。
ここで一番多い勘違いが「20万円=売上(収入)」だと思うこと。違います。正しくは所得=収入−経費で判定します。
💡 ポイント: せどりで30万円売っても、仕入れ・送料の経費が12万円なら所得は18万円。20万円以下なので所得税の申告は不要です。
なお、このルールが使えない人もいます。年末調整を受けていない人、本業給与が2000万円超の人、個人事業主(給与所得がない人)は対象外。自分が当てはまるか、先に確認しておきましょう。
【独自】副業タイプ別「20万円到達ライン」早見表
所得税が不要なら、もう何もしなくていいですよね?
それが落とし穴なんです!住民税には20万円ルールがないので、別途お住まいの市区町村に申告が必要ですよ。逆に確定申告をすれば情報が自動共有されるので、どちらか一方でOKです。
自分はいくら稼ぐと申告ラインなのか。そこが一番気になりますよね。タイプ別の経費率の目安から、所得20万円に届く収入額をまとめました。
| 副業タイプ | 経費率の目安 | 所得20万円に届く年収入 |
|---|---|---|
| ブログ・アフィリエイト | 1〜2割 | 約25万円〜 |
| クラウドソーシング | 1割前後 | 約22万円〜 |
| せどり・物販 | 5〜7割 | 約40〜67万円〜 |
| Uber・配達 | 3〜4割 | 約29〜33万円〜 |
| ポイ活 | ほぼ0割 | 約20万円〜 |
副業が複数ある場合は、各副業の所得を合算して20万円で判定します。赤字の副業(雑所得)は他の雑所得と相殺できますが、給与との損益通算はできません。ここは見落としがち。筆者が物販とブログを掛け持ちした年は、合算したら22万円になり、あえなく申告対象でした。
【独自】所得税は不要でも必要!住民税申告の実務ガイド
住民税の申告先は、お住まいの市区町村役場(税務課)。手順自体はシンプルです。
- 市区町村のサイトで「市県民税申告書」を入手(窓口・郵送・一部オンライン対応)
- 副業の収入・経費を集計し、所得額を記入
- 源泉徴収票・経費の領収書を添えて提出(窓口/郵送)
集計に高機能なソフトは要りません。マネーフォワード MEやfreeeの無料枠、あるいはスプレッドシートに「日付・内容・金額」の3列を作るだけで20万円判定は自動化できます。実際に試したところ、月1回の入力なら年間でも合計1時間ほど。提出期限は確定申告と同じ3月15日前後が目安です。
💡 ポイント: 確定申告(e-Taxなど)をすれば、その情報が自動で市区町村に共有されるため住民税の申告は不要になります。「どちらか一方」でOKです。
【会社員必読】副業がバレる仕組みと「普通徴収」の手順
会社にバレる最大の経路は、住民税の特別徴収です。副業分の住民税が本業の給与天引き額に上乗せされ、経理が「給与の割に住民税が多いな」と気づく——この流れですね。
これを避けるのが普通徴収。申告書の「住民税に関する事項」欄で、給与・公的年金以外の所得分の徴収方法を「自分で納付」にチェックするだけです。これで副業分の納付書が自宅に届き、自分で払えます。
⚠️ 注意: 「自分で納付」を選べるのは原則、副業が事業所得・雑所得など給与以外の場合です。パート・アルバイト(給与所得)の副業は特別徴収に一本化されやすく、普通徴収を選べないことが多いので、給与型の副業ほどバレやすいと理解しておきましょう。
無申告のまま放置すると、本来の税額に加えて無申告加算税(最大20%前後)や延滞税が乗ります。報酬の支払調書やマイナンバーで税務署は把握できるため、「バレないだろう」は通用しません。
20万円以下でも「申告した方が得」な例外
申告不要でも、あえて確定申告すると得するケースがあります。代表は還付。クラウドソーシングなどで報酬から源泉徴収(10.21%)されている場合、確定申告すれば払い過ぎた税が戻ることが多いんです。これ、知らないと丸損です。
また、医療費控除・ふるさと納税(ワンストップ未利用)・住宅ローン控除(初年度)を使うなら確定申告は必須。この場合、副業所得が20万円以下でも合わせて申告する義務が生じます。最近の基礎控除引き上げで非課税ラインは動いているので、最新の数値は国税庁の確定申告特集で確認するのが確実です。
【本音】多くのブログが書かない失敗例
正直に言うと、知識不足で損する人が後を絶ちません。やりがちな失敗を挙げます。
- 「20万円=収入」と勘違いし、経費を引けば不要だったのに焦って申告(または逆に未申告)
- 住民税申告を忘れ、後から督促+延滞税
- 年末調整していない人・個人事業主なのに「20万以下だから不要」と誤解
- 給与型の副業(パート掛け持ち)を20万ルール対象だと思い込む
- 経費の領収書を捨て、所得を証明できず経費が認められない
特に最後の領収書問題は痛い。筆者も初年度はレシートを捨ててしまい、約3万円分の経費を計上できませんでした。防ぐ手間はごくわずか。スマホで撮って家計簿アプリに保存しておくだけで済みます。
よくある質問(FAQ)
副業が20万円以下でも住民税を申告しないとどうなる?
住民税は20万円ルールの対象外なので、申告漏れになります。後日、役所から督促が来て延滞金が加算されることがあります。所得が少額でも申告は必要です。
副業の20万円は収入と所得どちらで判断する?
所得(収入−経費)で判断します。例えば収入30万円・経費12万円なら所得は18万円となり、所得税の確定申告は不要です。
複数の副業はどう合算する?
各副業の所得を合計して20万円で判定します。雑所得同士なら赤字と黒字を相殺できますが、給与所得との損益通算はできません。
20万円以下でも確定申告した方が得なケースは?
報酬から源泉徴収されている場合は還付が受けられることが多いです。医療費控除やふるさと納税、住宅ローン控除を使う場合も申告した方が得、というより必須になります。
副業をすると会社にバレる?バレない方法は?
住民税の特別徴収経由でバレることが多いです。申告書で「自分で納付(普通徴収)」を選べば副業分を自分で払えるため、給与天引き額からは気づかれにくくなります。
まとめ:今日30秒で「不要か必要か」を判定しよう
最後にチェックリストです。①年末調整済み&副業所得20万円以下なら所得税の確定申告は不要、②ただし住民税の申告は必要、③源泉徴収や各種控除があるなら確定申告した方が得。
今日やるのは1つだけ。スプレッドシートかマネーフォワードに、これまでの副業収入と経費を入力して「所得」を出すこと。自分がどちらに当てはまるか、3分でわかります。
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